相場格言「知ったらしまい」とは?意味を解説!
nekoji
この記事では、相場格言「知ったらしまい」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「知ったらしまい(しったらしまい)」は、日本の近代商人であり、相場師でもあった田附政次郎の言葉です。
田附政次郎は他にも「売るべし買うべし休むべし」などの言葉を残しています。
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格言の意味
情報をみんなが知ってしまえば、その時点で株価には反映されているので、その情報を元に売買はできないという意味です。
格言から学べること
決算の情報や、会社の業績に関わるようなニュースなどの材料が出ると、その分が株価に反映されます。
このことを「株価に織り込む」と言われます。
株価に織り込まれるスピードは、とても速くなりました。
昔は、情報をリアルタイムで手に入れることができず、新聞などから得ていましたから、株価に織り込まれるまでには、ある程度の時間がありました。
ですから、情報を早く知るということの重要性が高く、その材料を元に、売買を行うという投資が有効でした。
しかし、現在はインターネットがあるので、情報が出ると、すぐに投資家に知れ渡ります。
材料が出ても、その分は株価に一瞬で織り込まれるようになります。
そのため、普通の人は、常に相場に張り付けるわけではないので、専業のトレーダーでない限りは、その材料を元に売買するのは不可能になりました。
ですから、全員に与えられた情報を元に、じっくりと企業の成長性や将来性などを見極めるという投資手法が、大事になっています。
まとめ
材料は出るとすぐに株価に織り込まれます。
材料の中身をじっくりと見て、投資判断するのがよいでしょう。
最後に今回の内容をまとめておきます。
簡潔に言うと…
- 材料が株価に織り込まれるのは一瞬
- 材料を元に売買するのは、専業投資家でなければ難しい
- 企業の将来性などをじっくりと見極めるのがよい