ETFとは?意味や特徴、投資信託との違いなどを徹底解説!
こんにちは、ねこじです。
今回は、ETFについて解説していきます。
この記事で、
これらの疑問を解決していきます。
資産運用をするうえで、知っておいた方がいい知識なので、ぜひご覧ください。
ETFって何なの?
ETFは上場している投資信託のことだよ
ETFは、Exchange Traded Fundの略で、「上場投資信託」と呼ばれます。
証券取引所に上場しており、そこで売買される投資信託です。
投資信託の一種なので、基本的な仕組みは一般的な投資信託とそこまで変わりません。
投資信託についてはこちら
ETFも投資信託の種類の1つなんだね
そうだね。だから基本的な部分は投資信託と同じだよ
投資信託と同じように、株式だけでなく、債券や金、原油価格などに連動するものもあります。
色んな種類のETFが上場しているよ
日本の証券取引所に上場しているもの、海外の証券取引所に上場しているものがあり、どちらも国内から売買できます。
2024年4月時点で、東京証券取引所には、322銘柄のETFが上場しています。
投資信託とETFどっちを選べばいいのかな?
お互いの優れている部分を比較して、判断しよう
投資信託とETFのどちらを選べばいいのか迷う人もいるかもしれません。
お互いの良い所を知って、自分はどちらを選べばいいのかを判断しましょう。
まずは、投資信託が優れている部分から紹介します。
それぞれについて詳しく解説していきます。
投資信託は、証券会社によっては100円から買うことができます。
また、100円や1000円のような、自分の好きな金額で買うことができます。
一方ETFの場合は、1株単位で売買をするので、1株=50000円のような場合は、最低でも50000円なければ買うことができません。
気軽に少額で始められるのは大きなメリットです。
確かに、自分の好きな金額で買えるのはいいな
少額だと初心者でも買いやすいしね
投資信託では、毎月定額の投信積立が設定できます。
例えば、毎月決まった日に、〇万円買うという設定をしておけば、自動で積み立ててくれます。
ETFだと、先ほど挙げたように、金額を指定して買うことができないですし、自動積立もできません。
一回設定をしておけば、後は毎月決まった日に、決めた金額を勝手に購入して積み立てておいてくれるんだ
めちゃくちゃ便利だね!
長期で運用する場合は、とにかく積み立てることが大事なので、自動でしてくれるのは大きなメリットです。
積立投資についてはこちら
海外のETFを買う場合は、その国の証券取引所に上場している商品を買うので、その国の通貨に両替する必要があります。
その際に、為替手数料が発生し、手間も掛かります。
投資信託の場合は、勝手に両替を行ってくれるので、手間が掛からず、両替コストが発生しません。
少しの手数料でも、積み重なると大きくなっていくからね
投資信託では、分配金が自動で再投資されます。
ETFでは、再投資されません。
分配金って何だっけ?
株でいう配当金みたいなものだよ
投資信託の分配金とは、運用で得られた収益を、決算の時期に投資家に分配するものです。
この分配金は、受け取るたびに税金がかかるので、再分配されたほうがより複利の効果を得やすくなります。
ですから、同じ投資先でも、投資信託のほうが長期的なリターンがよくなるといえます。
複利の効果を活かすかで、投資成績は大きく変わるから、分配金の再分配はしたほうがいいよ
複利の効果についてはこちら
ETFにもいい所があるから紹介するね
次は、ETFの優れている部分を紹介します。
それぞれについて解説していきます。
ETFは上場しているので、他の株式と同じように、リアルタイムで売買ができます。
一方で、投資信託は、一日一回算出される基準価額でしか、売買ができません。
株価も取引時間中は動いているので、リアルタイムで株価の変動を確認できます。
株価がよく気になる人や、好きなタイミングで売買したいという人にとって最適です。
頻繁に売買したいという人にはおすすめだよ
基本的に、ETFのほうが投資信託よりも、投資コストが低いです。
投資コストとは、投資にかかる費用のことで、この中の信託報酬というものが、ETFのほうが低い傾向にあります。
信託報酬ってなに?
手数料みたいなものだと思っていいよ
例えば、SBI証券のS&P500の投資信託と、米国のS&P500ETFの信託報酬を比較してみます。
投資信託SBI・V・S&P500 インデックスファンド | 米国ETF バンガードS&P500ETF | |
---|---|---|
信託報酬・経費率 | 0.0938%程度 | 0.03% |
投資信託のほうが3倍以上の信託報酬がかかっています。
投資には、大きなお金を払うことが多いですし、長期保有する場合だと、何年も持つので、投資コストの少しの違いが大きくなります。
ですから、投資コストは必ず確認するようにしましょう。
コストはできるだけ下げたいよね
投資信託とは逆で、「定期的に分配金が欲しい!」という方にはETFがおすすめです。
投資信託では自動で再投資されるものが多いです。
「分配金を生活費として使いたい!」みたいな人にはおすすめだね
ETFでは、投資信託と比べてマイナーな指数にも投資することができます。
一般的な指数や商品ではなく、変わったものに投資したい方にはおすすめです。
基本的な指数以外にも投資できるんだね
ETFについてだいたいわかったけど、結局どっちを選んだらいいの?
基本的には、投資信託おすすめするよ
投資信託のほうが、長期のリターンや自由度がETFより高いです。
ですから、長期投資で資産運用をするという観点では、投資信託がベストです。
特に初心者の場合は、迷わずに投資信託を選ぶことをおすすめします。
投資信託は、管理などがETFよりも簡単で、初心者でも始めやすい商品です。
ETFの優れている部分は、初心者にはそこまで関係ないので、投資信託を選びましょう。
投資信託で運用してみればいいんだね
投資信託での運用に慣れてきたら、ETFを買ってみてもいいかもね
ぜひ、投資信託・ETFを利用して、投資を始めてみましょう。
金融機関に口座を持っていない人は、まず口座開設から始めましょう。
口座開設のやり方や手順は、こちらで解説しています。
ここまで、ETFについて解説してきました。
実際にETFを利用して投資信託を始めるやり方については、こちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
まだ、口座開設などをしていないという方は、こちらの記事を参考に、株式投資を始めてみましょう。
株式投資について、もっと学んでみよう!
今回は、ETFについて解説しました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。