相場格言「人気七分に材料三分」とは?意味を解説!
nekoji
この記事では、相場格言「人気七分に材料三分」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「人気七分に材料三分(にんきしちぶにざいりょうさんぶ)」は、日本で生まれた相場格言です。
昔の相場から使われてきた言葉です。
格言の意味
相場の需給に占める要素は、人気が7割で、材料が3割ほどであるという意味です。
格言から学べること
株価の変動において需給は非常に重要な要素です。
単純に買いたい人が多ければ、株価は上がっていきますし、売りたい人のほうが多ければ、株価は下がっていきます。
需給が大きく変化するのは、材料が出たときです。
決算発表や、新製品の開発、業務拡大などの材料が出たときに、株価が反応します。
最初は、その材料を理由に、「買いたい」と思う投資家たちが集まってきて、株価があがっていきます。
しかし、そのうちに、材料で判断するのではなく、単に「人気があって、需給がよく、株価も上がっているから」という理由で、投資家が集まってきて、さらに株価が上がっていくようになります。
このようなると、株価が理論的な値段や、様々な指標に応じた値段ではなく、雰囲気やムードといった人気によって、値段がついていきます。
ですから、短期的な需給は、材料ではなく、人気によって変化していくことが分かります。
このことから、相場は人気が七分で、材料が三分で動いていくといえます。
まとめ
短期的な株価は需給で決まります。
その需給には、人気の要素が多くあるというのを頭に入れておきましょう。
最後に今回の内容をまとめておきます。
簡潔に言うと…
- 短期的な株価は需給で決まる
- 材料がでると、人気で株価が決まっていくようになる
- 短期的な需給は、人気によって変化する