【証券用語】相場格言「悪材料出尽くしは買い」とは?意味を解説!

nekoji
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
この記事では、相場格言「悪材料出尽くしは買い」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
格言の由来
「悪材料出尽くしは買い(あくざいりょうでつくしはかい)」は、日本で生まれた相場格言です。
昔の相場から使われてきた言葉です。
格言の意味
「悪材料」とは、株価や相場を動かす原因のうち、価格の下落要因となる出来事・事情・情報などのことです。
同じ意味の言葉として、「売り材料」「弱材料」「押し下げ材料」などがあります。
一方で、相場の上昇要因のことは「好材料」「買い材料」「強材料」「押し上げ材料」などと呼ばれます。
つまり、「悪材料出尽くしは買い」とは、悪い材料が出尽くすと、それ以上の下げ要因が出てこなくなるので、買うべきであるという意味です。
ちなみに、悪材料が出尽くして相場下落に歯止めがかかることを「あく抜け」ということもあります。
格言から学べること
株価は悪材料が出ることで下がります。
例えば、業績の悪化、下方修正、不祥事など様々な要因が悪材料になります。
しかし、このような悪材料が出尽くした場合、それ以上の下げ要因は出てこないはずです。
また、悪材料が続けて出ている状態では、株価への反応が鈍くなりやすいです。
ですから、株価に「悪材料が織り込み済み」の場合、株価が落ちないですし、逆に「悪材料出尽くし」で株価が上がっていくこともあります。
そのため、「悪材料出尽くし」のときは、逆張りであえて買いにいくことがよいといえます。
確かに、株価の下落要因が無くなれば上がるしかないもんね!

そうだよ。だから、悪材料が出尽くした後は、逆張りで買いに行くことが大切なんだ。

まとめ
悪材料は一見、株価の下落要因に感じます。
しかし、出尽くし感から株が買われることもあるので、頭に入れておきましょう。
最後に今回の内容をまとめておきます。
簡潔に言うと…
- 様々な要因が悪材料になる
- 悪材料が出尽くすとそれ以上の株価の下げ要因は出てこない
- 「悪材料出尽くし」は逆張りがよい