相場格言「悲観で買い、楽観で売れ」とは?意味を解説!
この記事では、相場格言「悲観で買い、楽観で売れ」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「悲観で買い、楽観で売れ(ひかんでかい、らっかんでうれ)」は、アメリカの投資家である、ジョン・テンプルトンの言葉に由来します。
原文
強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち、
ジョン・テンプルトン
楽観とともに成熟し、陶酔のなかで消えてゆく。
悲観の極みは最高の買い時であり、
楽観の極みは最高の売り時である
格言の意味
株式投資でいわれる「悲観」とは、投資家たちが相場に対して弱気になって、株を売っている状況のことです。
逆に「楽観」とは、投資家たちが相場に対して強気になって、株を買っている状況のことのことをいいます。
悲観のときは買うタイミングで、楽観のときは売るタイミングであるという意味です。
格言から学べること
株価には、波があります。
悲観のときには、投資家たちがパニックになって株を売っています。
悪い材料が出てきて、どこまで株価が落ちていくか分からないという恐怖があるからです。
しかし、株を売れる数には限度があります。
市場に参加している投資家が株を売りつくすと、それ以上の売りはでてこないはずです。
ですから、総悲観の状態は買うべきタイミングともいえます。
逆に、楽観のなかでは、日々株価が上昇し、投資家たちがどんどん株を買っている状態です。
早く買わないと株価上昇の流れに乗れないと感じるからです。
しかし、株を買える数にも限度があります。
市場に参加している投資家たちが株を買いつくすと、それ以上の買いはでてこないはずです。
ですから、総楽観の状況は危険ですし、株を売るタイミングともいえます。
また、悲観や楽観はあくまで投資家たちの感情、感覚であって、根拠があるわけではありません。
これらを感じ取るためには、冷静に相場を見る必要があります。
このような市場の流れと逆の投資行動をとるという意味で「逆張り」を表した格言であるといえます。
まとめ
悲観のときには恐怖を感じ、楽観のときには余裕を感じますが、素直にその流れに乗るのは危険です。
勇気をもって、周りとは逆の行動をとることも、時には必要です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- 悲観はチャンス、楽観は危険
- 他の投資家の感情に左右されず、冷静に投資判断
- いわれる「逆張り」を表した格言