【証券用語】相場格言「材料に投資せず、需給に投資せよ」とは?意味を解説!

この記事では、相場格言「材料に投資せず、需給に投資せよ」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来・読み方
「材料に投資せず、需給に投資せよ(ざいりょうにとうしせず、じゅきゅうにとうしせよ)」は、日本で生まれた相場格言です。
昔の相場から使われてきた言葉です。
似た格言として、「需給はあらゆる材料に優先する」があります。
格言の意味
相場は材料によって変動しますが、相場を直接動かしているのは需要と供給のバランスです。
材料はこの需給のバランスを変動させる一つの要因なだけあって、間接的に相場に影響を与えているにすぎないので、需給をしっかりと把握して投資すべきです。
そのようなことから、株価は一時的には材料で動くが、最終的には需給で決まるということを表しています。
格言から学べること
株価は材料(ニュースや決算など)によって変動します。
しかし、それは一時的なものであって、最終的に株価は需要と供給のバランスによって決まっていきます。
基本的に株価は、買いたいと思う人が多ければ上がっていき、売りたいと思う人が多ければ下がっていきます。
なので、材料だけを見ていても、株価がどうなるかは分かりません。
例えば、新しい材料が出たときに、自分は「良いニュースだ!」と思っても、市場の投資家は、そこまで良い反応を示していなかったりします。
そうなると、株価は伸びていきません。
ですから、材料の良い悪いだけではなく、需給を意識して、市場がその材料をどのように評価するのかを考える必要があります。
さらに、その評価によって、他の投資家がどのような投資行動をとるのかについても考えることが、利益を上げるためには必要です。
株価を直接的に左右させるのは、投資家たちがどれだけ買うか・売るかという需給なんだ。

材料はあくまでも株価を動かす要因になるだけであって、需給を見るのが大切ってことだね!

まとめ
株式投資において、需給は重要な要素です。
材料をみるのも大事ですが、需給を見ることも大切です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- 株価は材料によって変動する
- その材料を市場がどう判断するかが大事
- 需要と供給を意識するべき