【証券用語】相場格言「安値覚え」とは?意味を解説!

この記事では、相場格言「安値覚え」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来・読み方
「安値覚え(やすねおぼえ)」は、日本で生まれた相場格言です。
昔の相場から使われてきた言葉です。
似た格言として、「高値覚え」があります。

格言の意味
株価が長期間にわたって大幅に下落した後は、底値をつけて反転しても、積極的に買いにいくことができません。それは、以前の安値が印象に残るあまり、株価急落を恐れてしまうからです。
つまり、過去の安値を意識しすぎてしまい、株価が上昇しても、またすぐに戻ってくるだろうと思って、買いに踏み切ることができないという意味です。
格言から学べること
過去につけた安値はどうしても印象に残ります。
株は基本的に、できるだけ安く買いたいです。
なので、安値をつけた後に上昇していくと、今の株価と安値の時を比較して高いと感じてしまいます。
その結果、今の株価から買いに向かうことができなくなりがちです。
また、すでにその株を買っている場合でも、「安値にすぐ戻ってしまうのではないか」と不安に感じ、少しの利益で売却してしまう場合もあります。
ですが、例えば業績が順調に伸びている場合、安値に株価が戻ってくることはほぼありません。
ですから、日々情報をアップデートして、従来の感覚ではなく、現時点での状態を客観的に見て判断する必要があります。
過去の情報を参考にするのは大事なことだけど、意識しすぎて売買の判断に影響が出てはいけないよ。

過去の情報だけでなく、現時点での情報も踏まえて判断するべきってことだね!

まとめ
株を安く買いたいという気持ちから、株価が上がった後は、買いに踏み切れなくなりがちです。
株価が上がった後でも、まだ伸びる余地があれば、買いの判断をするのが大切です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- 「安値」はどうしても意識してしまう
- 安値の時と上がった後の株価を比較して高いと感じがち
- 情報をアップデートして、現在の状態をしっかり見るべき