相場格言「閑散に売りなし」とは?意味を解説!
nekoji
この記事では、相場格言「閑散に売りなし」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の出典
「閑散に売りなし(かんさんにうりなし)」は、日本で生まれた相場格言です。
少なくとも江戸時代の米相場のときから存在しており、使われていたといわれています。
格言の意味
「閑散」とは、出来高や売買代金が少ない状態のことを指しています。
株式の売買があまりされていない状態です。
このようなときに、株を売ることは得策ではないという意味です。
格言から学べること
株価下落後に出来高や売買代金が減少し、株価が横ばいで推移している状態は、株がすでに売りつくされている状態です。
売りつくされているということは、「株を売りたい」と思った投資家はすでに売り終わったわけですから、それ以上の売りは出てこないはずです。
そのため、株価の下落要素が少ないといえます。
一方で、その株を持っていない投資家から見ると、株価が下落して安くなっているので、買いが入りやすくなります。
ですから、株価が下落した後、出来高や売買代金の少なくなっている銘柄では、少しの買い要素が出現しただけで株価が急騰することがあります。
まとめ
閑散の状態は、他の投資家が売買していないので、株価の値動きがなく、一見利益を取れそうにありません。
しかし、何かのタイミングで急騰する可能性を秘めています。
ですから、買うチャンスであり、そのタイミングを図ることが大切でしょう。
最後に今回の内容をまとめておきます。
簡潔に言うと…
- 「閑散」とは出来高が非常に少ない状態のこと
- 株価下落後の出来高が少ない状態は、売りつくされている状態
- そのため、それ以上の株価の下落する要素が少ない