相場格言「見切り千両」とは?意味を解説!
この記事では、相場格言「見切り千両」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「見切り千両(みきりせんりょう)」は、江戸時代の名君である、上杉鷹山の言葉です。
上杉鷹山は、仕事について
「働き一両、考え五両、知恵借り十両、コツ借り五十両、ひらめき百両、人知り三百両、歴史に学ぶ五百両、見切り千両、無欲万両」
という言葉を残しており、「見切り千両」は、これに由来するとされています。
「見切り千両、損切り万両」ともいわれます。
格言の意味
株式に早めの見切りをつけることには、千両もの価値があるという意味です。
損失を出している株や、自分の予想に反した動きをする株には、早く見切りをつけろということを示しています。
格言から学べること
株式投資では、毎回利益を上げられるわけではありません。
どんなに上手い投資家でも、損失を出すことがあります。
損失を出している局面で、どれだけ上手く立ち回れるかが大事です。
早めに手を打つことで大損を避けることができます。
損切りは難しい
しかし、損切りは簡単ではありません。
自分が持っている株が値下がりしている状態だと、どうしても目を背けたくなります。
「いつか株価が戻るのではないか」と期待し、我慢してそのまま持ち続けてしまいます。
実際は、損失が小さいうちに見切りをつけて売り、大損する可能性を避けることが望ましいのですが、それをちゃんと実行するのは難しいことです。
特に初心者の場合、買った株が値下がりすると、居ても立っても居られない気持ちになるので、より正しく損切りするのが難しくなります。
また、損切りのタイミングは重要で、早すぎても遅すぎてもいけません。
その場に応じた適切な判断をしなければなりません。
損切りは、自分の感情とは切り離して、機械的にする必要があります。
冷静に適切な判断ができるようになるには、練習、経験が不可欠です。
まとめ
株式投資をする上で、「損切り」は避けられないイベントです。
正しい損切りができるように、経験を重ねることが必要です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- 「損切り」の大事さを表している
- 損失にしっかり目を向け、判断しなければならない
- 損切りは感情とは別に、機械的にするべき