相場格言「三割高下に向かえ」とは?意味を解説!
nekoji
この記事では、相場格言「三割高下に向かえ」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「三割高下に向かえ(さんわりだかしたにむかえ)」は、江戸時代の相場師である、牛田権三郎が「三猿金泉秘録」で残した言葉が由来とされています。
格言の意味
欲張らずに、株を買ったときから、三割上昇したら利食いすべきという意味です。
格言から学べること
利益はできるだけ増やしてから売りたいものです。
特に上昇相場では、「まだまだ上がるんじゃないか」と思い、利益をできるだけ伸ばそうと粘りがちです。
しかし、その欲望から利食いが遅れてしまい、結果的に利益が減ってしまうということがよくあります。
人間の欲望には際限がありません。
そのため、あらかじめどのくらい利益が出れば売ってしまうという、ルールを決めておくことも必要です。
その目安が三割(30%)です。
保有株が三割上がれば売り、逆に三割下がれば買い、という風にするのがよいと示したのがこの格言です。
まとめ
株価は永遠に上がり続けるわけではありません。
欲張らずに、ある程度利益が出たところで、利食いするのも大切です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
簡潔に言うと…
- 三割(30%)を目安に売買する
- 利益を増やしたいという欲望から利食いが遅れる
- あらかじめルールを決めておくことで欲張らなくなる