相場格言「美人投票」とは?意味を解説!
nekoji
この記事では、相場格言「美人投票」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「美人投票(びじんとうひょう)」は、経済学者ケインズの「株価は美人投票だ」という言葉に由来します。
美人投票は、ケインズが投資家の行動パターンとして示したものです。
格言の意味
美人投票とは、100枚の写真の中から、最も美人だと思う人に投票してもらい、最も投票が多かった人に投票した人達に賞品を与える新聞投票のことです。
ケインズは、玄人筋の行う投資について、この美人投票に見立てることができるとしました。
美人投票の投票者たちは、自分自身が美人だと思う人へ投票するのではなく、平均的に美人だと思われる人へ投票するようになります。
投資も同じで、銘柄選択では、自分の主観的な考えで株を選ぶのではなく、他の投資家が選びそうな銘柄を選ぶようになるという意味です。
格言から学べること
株式投資においては、自分の価値判断がそのまま結果として現れるとは限りません。
自分の好みで銘柄を選んだり、自分の中だけで考えを深めるだけではいけません。
「他の投資家がどの銘柄を選ぶのか」「どのような考えを持っているのか」を考えることが大切です。
実際、株価が上がるかどうかは、どれだけの量の資金、買いが入るかによって左右されます。
当然、多くの投資家から注目される会社の株価は上がりやすいです。
ですから、他の投資家を意識して、考えを推測することも投資の成功には必要です。
そのためには、日々のニュースや、他の人の意見に目を通し、知ることが大事です。
まとめ
自分の主観だけでは、株式投資はうまくいきません。
他人の考えを推測して、行動することが大切です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
簡潔に言うと…
- 自分の価値判断が正しいとは限らない
- 他の投資家が何を考えているかを読むのが大事
- ニュースや他の人の意見にも目を通そう