相場格言「人の行く裏に道あり花の山」とは?意味を解説!
この記事では、相場格言「人の行く裏に道あり花の山」の意味と、株式投資への活かし方を解説します。
相場格言を知って学ぶことで、実際の株式投資で起こる様々な状況に対応できるようになりましょう!
格言の由来
「人の行く裏に道あり花の山(ひとのいくうらにみちありはなのやま)」は、一説では、千利休が詠んだ
「人の行く 裏に道あり 花の山 いずれを行くも 散らぬ間に行け」
という句に由来するとされています。
現代語訳すると、
「きれいな花を求めて山に行くのなら、誰も行かない裏道を行ったほうがよい。しかも、きれいな花が散らない間に行くのがよい」
というものです。
格言の意味
多くの人が行く道ではなく、誰も行かないような道を行くことで、まだ誰も知らないきれいな花がたくさん咲いている所を見つけられるかもしれないという意味です。
格言から学べること
株式投資で大きな利益を得るためには、大勢とは逆の行動をとらなくてはならないということを表した格言で、いわゆる「逆張り」を象徴するものです。
投資家は群集心理で同じ方向に動きがちですが、その波に乗るだけでは大きな利益は得られません。
むしろ他人とは反対のことをやることで、大きな利益を生み出せる場合があります。
どんな時に活かせるか?
株価が暴落しているとき
例えば、株価が暴落している局面では、市場は総悲観の状態になります。
このタイミングで勇気を持って、買い向かうことで、利益を大きく取ることができます。
株価が急騰しているとき
逆に株価の上昇が続いている局面では、市場は総楽観の状態にあり、加熱し過ぎている場合があります。
この場面で売りを入れることで、大きな下落局面でも利益を得ることができます。
自分だけが魅力に気づいているとき
また、他の投資家がまだ気づいていない情報や魅力に先に気づいた場合、先回りして株を買っておけば、大きく利益を上げることができます。
まとめ
株式投資では、周りの投資家と同じ行動をとりたいと思ってしまいがちですが、時には逆の行動をとるのも大切です。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- いわゆる「逆張り」を表したもの
- 人と同じことをやっていてはダメ
- 大きな利益を得るには人とは違う行動をとるべき