PER、PBRとは？わかりやすく解説!

こんにちは、ねこじです。

みなさんは、PER、PBRという言葉を聞いたことがありますか？

投資家たちが意識する代表的な指標として、PER、PBRが挙げられます。

この記事では、知らない人のために、

• PER、PBRとは何か？
• どう見ればいいのか？
• どう投資に活かせばいいのか？

これらをわかりやすく解説したいと思います！

PERとは？

PERは、株価と利益を比較して、株価が割安か割高かを判断する指標です。

Price Earnings Ratioの略で、日本語では株価収益率と呼ばれます。

計算式は、

PER(倍)=株価÷1株あたりの当期純利益

で求められます。

1株あたりの当期純利益は、EPS(Earnings Per Share)と呼ばれます。

なんで、株価を1株あたりの当期純利益で割るの？

くろねこ

PERはあくまで大まかな目安として作られたもので、数値自体に何か意味があるわけじゃないんだ

ねこじ

PERの数値には、絶対的な基準があるわけではありません。

PERが小さいほど、株価が割安であることを示します。

ちなみに、日経平均株価のPERは15倍程度です。

PBRとは？

PBRは、1株あたりの純資産と株価を比較する指標です。

Price Book-value Ratioの略で、日本語では株価純資産倍率と呼ばれます。

計算式は、

PBR(倍)=株価÷1株あたりの純資産

で求められます。

1株あたりの純資産は、BPS(Book-value Per Share)と呼ばれます。

PBRが小さいほど、株価が割安であることを示します。

PBRは1倍が目安

なんで1倍が目安なの？

くろねこ

会社が解散したときには、保有株式数に応じて、株主に会社の資産が分配されます。

1株あたりの純資産が、解散したときに分配される金額です。

PBRが1倍を割っているということは、会社が解散すると、株主は得をするということです。

例を用いて、説明します。

ですから、A社の株は売られ過ぎと見ることができます。

PBRが1倍割れの株は、リスクが小さいといえるよね！

ねこじ

つまり、

ですから、1倍が目安となります。

PERの株式投資への活かし方

PERの活かし方としては、

• 企業の過去のPERの推移と比較する
• 同じ業種の他企業と比較する

があります。

企業の過去のPERの推移と比較する

PERには、PBRのように絶対的な基準がありません。

また、業種や会社の成長段階によって大きく変わるので、一概に、何倍なら割安で、何倍なら割高かはいえません。

ですが、その企業の過去のPERの推移を見ることで、割安性を判断できます。

PERが過去と比較して下がってきていれば、割安になってきているといえます。

同じ業種の他企業と比較する

PERは、同じ業種であれば比較できます。

例として、輸送用機器(自動車メーカー)のPERを比較してみましょう。

これを見ると、トヨタが割高で、マツダが割安であるといえます。

しかし、単純にPERが割安だから、株価が上がるとは限りません。

割高でも、将来性があれば株価は上がりますし、割安でも、将来性がなければ上がりません。

PERだけではなく、他の指標も見ながら判断しようね！

ねこじ

PBRの株式投資への活かし方

PBRは1倍を目安に、割安か割高かを判断しましょう。

しかし、PBRも1倍を割っているからといって、必ずしも株価が上がっていくわけではありません。

投資家から、将来性がないと判断されれば、株価は上がりません。

他の指標も見ながら判断しましょう。

PER、PBRの調べ方

PER、PBRは、証券会社のサイトや、アプリから見ることができます。

また、「会社名＋PER or PBR」で検索すると、出てくるはずです。

まとめ

今回はPERとPBRについて解説しました。

これらは、数ある指標の中でも、特に注目される指標です。

ぜひ、株を買う時の参考にしてみてください！