【投資の基本】複利の効果について 分かりやすく解説!
こんにちは、ねこじです。
今回は複利の効果について解説していきます。
この記事で、
これらの疑問を解決していきます。
特に長期投資では、複利の効果を最大限活かすことが大切なので、資産運用を始めたい方などはぜひご覧ください。
複利効果を活かすことで、運用のリターンを増やすことができるんだ
長期投資では、複利効果を活かして運用することで、将来的に生まれる利益を大きくすることができます。
そもそも、複利って何なの?
まずは、単利と複利の違いについて理解してみよう!
預金や投資信託の運用方法には、「単利」と「複利」の2種類があります。
それぞれの違いについて理解することで、複利効果の強みを感じることができるでしょう。
単利や複利は、投資や預金によって得られる利息の計算方法のことです。
受け取った利益をどう使うかが違うよ
単利とは、元本の金額のまま運用して収益を得る方法です。
単利では、受け取った利益は再投資しないので、毎回得られる利益の額が変わりません。
利回りが同じだと、毎年同じ金額が利子として得られるよ!
一方で、複利とは、運用で得た利益を、元本にプラスして再投資することで、その合計金額をもとに利益を得る方法です。
複利は「利益がさらなる利益を生む」仕組みで、得られる利益が毎回増加していきます。
「元本+利益」を再投資することで、得られる利益が増加していくことを複利効果というんだよ!
利子も再投資するから、同じ利回りでも単利より利益が大きくなるわけか
例えば、元本が100万円で、利回りが5%の投資信託に、5年間投資したとしましょう。
単利の場合は、100万円×0.05=5万円を毎年受け取るので、5年後は125万円になります。
一方、複利の場合は、毎年の利子を元本に加えて運用するので、
1年目 100万円×0.05=105万円
2年目 105万円×0.05=110万2500円
3年目 110万2500円×0.05=115万7625円
4年目 115万7625円×0.05=121万5506円
5年目 121万5506円×0.05=127万6282円
5年後は127万6282円になります。
このように複利の効果を活かすことで、単利よりも利益を大きくすることができます。
利子を再投資するだけで、利益の大きさは変わっていくんだね
複利で運用した時の、お金の増え方が分かるものとして「72の法則」があるよ
72の法則は、複利で運用したときに、お金が2倍になるまでの年数が分かる計算式です。
計算式は、
「72÷運用利回り(%)=お金が2倍になるまでの年数」です。
例えば、運用利回りが5%の投資信託であれば、
72÷5=14.4年で2倍に
運用利回りが10%の投資信託であれば、
72÷10=7.2年で2倍になります。
この式を使うと、お金の増え方の想像がしやすいね
将来得られる利益を予想して、日々の支出額などを考えるのも大事だよ
ちなみに、
日本の銀行の普通預金金利は、0.001%くらいなので、
72÷0.001=72000年で2倍になります。
預金ではほとんど増えないね
よく「投資したほうがいい」っていわれるのは、これが理由だね
複利効果を活かすにはどうすればいいの?
2つのポイントがあるよ
複利効果は、運用年数が長いほど、大きくなります。
さきほどの、元本が100万円で、利回りが5%の投資信託に投資した場合を見てみましょう。
運用期間が長くなればなるほど、複利の効果がより大きくなっています。
期間が長いほど、利益も大きくなっているね
だから、できるだけ早くから投資を始めることが大事なんだ
リターンを大きくするために、できるだけ早く投資を始めて、運用年数を長くすることが大切です。
長期投資では、利回りが大きいわけではないので、年数を長くして複利効果を活かしてリターンを大きくしましょう。
投資信託では、分配金の自動再投資ができるので、複利の効果を最大限活かすことができます。
投資信託についてはこちら
ここまで、複利の効果について解説してきました。
実際に、投資信託を利用した株式投資のやり方については、こちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
まだ、口座開設などをしていないという方は、こちらの記事を参考に、株式投資を始めてみましょう。
株式投資について、もっと学んでみよう!
今回は、複利の効果について解説しました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。